2022年1月28日

2022年10月の検定試験受験へ向けて、
講座開設のお知らせです。

みなさん、こんにちは。

2022年10月の検定試験受験へ向けて、講座開設のお知らせです。

<英語のスタート日>
4カ月コース:2月16日(水)、2月19日(土)
7か月コース:2月28日(月)、3月2日(水)

<中国語のスタート日>
通学コース:4月9日(土)
オンラインコース:4月12日(火)

当アカデミーの卒業生の8割以上は、ご卒業後、医療通訳の検定試験を受験されます。

途中からの入校も可能ですが、10月に検定試験の受験希望の方は、今回のスタート日から勉強を開始すると、勉強時間が十分にとれるのでお勧めです。


なぜなら、一次試験は暗記が必要な問題も多いため合否は勉強時間の量とある程度比例しておりますので、遅くても、5か月前の6月からスタートすることが良いと思います。

*一次試験の合格率*
母国語が日本語と中国語の受講生にとって、英語および中国語の一次試験の合格率は、当アカデミーですと5か月前からのスタートで90%以上です。
これは、検定試験を熟知した講師の授業や小テストをきちんと受講して頂き、受講生が授業時間以外で、自学習に週1.5時間以上最低取り組んだ結果といえます。


4か月前からスタートして合格される方も、もちろんいらっしゃいますが、例えば、医学知識0かつフルタイムでお仕事しながら、4か月間で一次試験を合格するのは、一般的には難しい試験だと考えられます。

母国語がその他の言語の方、および、第3言語に挑戦される方(日本に在住の中国の方で、英語の医療通訳にチャレンジされる方など)は、1年かけて勉強することが良いと思います。


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一次試験 問3の過去問より
次の各記述が正しい場合は〇、間違っている場合は×をいれなさい。
1.(   ) 骨では、新しい骨をつくる骨芽細胞と古い骨を壊す破骨細胞が働いている。
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当アカデミーでは、医師・看護師の受講生も多いですが、一次試験の範囲が広いため、やはり4カ月ほどの期間があると良いと思います。


*二次試験の合格率*
一次試験の合否は、勉強の時間量にある程度比例しておりますが、二次試験の採否はその方の語学力のレベルに比例すると考えております。


厚生労働省の作成した医療通訳カリキュラムでも、最低限必要な実技練習時間は9時間となっております。
これは、あまりにも短い時間であることは、誰でも理解できると思います。


当アカデミーでは、実技(ロールプレイ)の授業時間は、39時間で、全体カリキュラム(78時間)の約半分となり、他校と比べても実技の時間割合が多いです。

語学力のレベルに関わらず、ほとんどの方が英語あるいは中国語あるいは日本語の医療単語を0から覚えます。
覚えたうえで、更に、「耳で聞いた単語を、違う言語の言葉に置き換え声に出す」という練習が必要で、我々の過去15年の医療通訳スクールの経験から、医療通訳を習得する必要な実技(ロールプレイ)の時間は、英語においては39時間、日本に住む中国の方においては36時間というカリキュラムとなりました。

-合格に必要な語学力のレベルとは?-
一般社団法人日本医療通訳協会では、合格者の語学目安を、
・TOEIC 620以上
・HSK4級以上
・日本語能力試験N2以上
と記しておりますが、
これについては、あまりにもアバウトすぎる表現だと思いますので詳しくご説明します。
(注意点として、講師陣が、TOEICやHSKなど語学力はあてにならないとも言っておりますので、全ての方にあてはまるとは断言できません。)

当アカデミーの卒業生の二次試験の合格率から、入校時に、TOEIC800点以上、HSK5級以上、N1以上の方は、39時間の実技の授業時間は十分な時間です。
つまり、卒業してから1回目の試験で、ほとんどの方が合格されます。

TOEIC700点代、HSK4級、N2の方は、5か月前からの勉強スタートで合格される方は約50%で、1年前からのスタートで90%以上の方は合格される、つまりチャレンジされる方の多くは1年以内に合格できる試験といえます。

ただし、TOEIC800点代でも、HSK6級でも、1回目の二次試験で不合格となった方もいらっしゃいます。
語学力の高い方であっても、試験に慣れていない場合、下記のようなことになる可能性もあるからです。

-二次試験不合格の3つの理由-
語学力は高いが、話すことに慣れておらず時間がかかり、15分の制限時間内に終わらなかった。
緊張をして、普段できることができないなど、実力を出せなかった。
おおよそできたが、間違えてはいけない箇所(病名、数値、アイコンタクトなど)を間違えてしまった


不合格の理由を細かく分析すると、
完璧に通訳しようとするタイプの方は時間が足りなくなる傾向があったり、
先入観から自分で足して通訳しようとするタイプの方、
聞き取れなかった部分を通訳しないで進め、抜けが多いために早く通訳が終わる方、
など、いろいろありますが、対策としては、十分に準備することだと思います。
試験のために、試験に出そうなところだけを勉強するとか、そのような不十分な状態では合格することはできません。


覚えなければいけない単語がきちんとクイックレスポンスできるか?
範囲内の病名、検査が、両言語でスムーズに説明できるか
これらは現場に出て、医療通訳士として活躍するために、必要な技能であり近道はありません。


では、TOEIC400点代、HSK3級など、語学力が日常会話程度の生徒さんの場合ですが、やはり基礎語学力の勉強を追加しながら、1年~2年かけて勉強されると良いと思います。
その場合ですが、基礎語学力はやはり医療現場でよくつかわれるフレーズ、単語に偏った内容になり、ビジネスの場での英語力と同じか?と考えると、それはまた別の領域となります。

医療通訳技能検定試験の対策講座